[主催者からのご挨拶]

Dr. Tommi Alanko

Dr. Tommi Alanko

Dr. Tommi Alanko

Finland

Director of Occupational Safety Unit
Finnish Institute of Occupational Health (FIOH)

第2回ビジョンゼロ・サミットが2022年5月11日(水)~13日(金)に日本で開催されることを大変嬉しく思います。

第1回サミット「Vision Zeroの再考」は2019年にフィンランドのヘルシンキで開催されました。経験から学んだ教訓やベストプラクティスの共有、次なるステージへ向けての協働や行動化など、ビジョンゼロの様々な側面についてのディスカッションが活発に交わされました。サミットにおいては、ビジョンゼロには様々な観点やアプローチがあり、それこそがビジョンゼロの強みであるということを共有しました。いわば、ともに手を取り合い創り出す“journey”のように。

ビジョンゼロ・サミットの継続的な開催を心より願っておりましたので、今回の日本でのサミット開催に皆さんを招待できることを格別嬉しく思います。第2回ビジョンゼロ・サミットでは、「ニューノーマルにおける安全・健康そしてウェルビーイングとは」をテーマとして、現在の労働安全衛生における様々な課題に対する解決策を数々の議論の中から見つけていただけるよう、より幅広く、高質なプログラムをご用意しています。フィンランドに続き、将来へと道を切り開くべく、最善を尽くしてくださっている日本の運営委員会には心から感謝の意を表します。

ビジョンゼロ・サミットは、職場の安全と健康のためのグローバル連合であり、ビジョンゼロという考え方を職場に導入するためにタスクグループを立ち上げました。このタスクグループはビジョンゼロという概念を世界的な企業に実用的な形で導入をしていっており、ビジョンゼロを実施する際のサポートをすることが目的です。ビジョンゼロ・サミットは、政策立案者、ビジネスリーダー、労働安全衛生(OSH)専門家などが一堂に会し、強固なビジネスネットワークづくりだけでなく、経験を共有、最新のリサーチ考察、そして、新たなアイデアを発表する場でもあります。

是非とも、第2回ビジョンゼロ・サミットジャパン2022にご参加をいただき、異業種からの参加者や国際的に著名な専門家や安全に関する実践者とのディスカッションの場をご活用ください。